※この記事は私個人の受診・治療体験です。診療の流れや待ち時間、手術までの期間などは、受診時期や患者さんの状態によって異なります。
甲状腺乳頭がん|手術の予約とキャンセル待ち
手術が最短でも半年後と聞いたときは、正直驚きました。
「そんなに先で大丈夫なんですか?」
医師に尋ねると、病気の進行については問題ないこと、心配なのはメンタル面だという趣旨の説明を受けました。
早く手術を受けたいのであれば、ほかの病院への紹介状を書くこともできると言ってくださいました。
それでも、私が伊藤病院を選んだのは、甲状腺専門病院で診てもらいたいと思ったからです。
自宅から通いやすいこともあり、手術も伊藤病院で受けたいと考えました。
そのため、半年ほど待つことを決め、念のためキャンセル待ちも申し込みました。
甲状腺乳頭がんについて
甲状腺乳頭がんは、甲状腺がんのなかで多くを占めるタイプです。
一般に進行が比較的ゆっくりとしたものが多いとされていますが、病状や治療方針は個々の患者さんによって異なります。
私自身も、医師から説明を受けながら、検査と治療を進めていきました。
※甲状腺乳頭がんの特徴について詳しく知りたい方は、伊藤病院の公式サイトもご確認ください。
告知から約1か月後、転移を調べる検査
がんの告知から約1か月後、転移の有無などを調べるための検査を受けました。
私が受けた検査は、以下のとおりです。
• 血液検査
• 超音波検査
• 胸部レントゲン
• CT検査
検査の後には診察もありました。
土曜日の外来だったこともあってか、時間がかかった記憶があります。
この日は主人の仕事が休みだったため、主人と子どもたちも付き添ってくれました。
午後からは、主人が探してくれた、がん封じで知られる神社へ行く予定でした。
ところが、思っていた以上に検査に時間がかかり、子どもの習い事に間に合わないことがわかりました。
主人と子どもたちには先に帰宅してもらうことに。
子どもは寒空のなか、主人と表参道や原宿を観光していたようです。
病院に付き合わせてしまい、申し訳ないなと思ったことを覚えています。
検査後の診察では、結果は郵送で知らせるとの説明を受けました。
そのため、返信用の封筒に自宅の住所を記入し、院内の専用ポストに投函して帰ることになりました。
画像を複数の医師で確認するため、結果が届くまでには約1か月かかるとのこと。
自分で住所を書いた封筒を院内のポストに入れながら、転移がないことを祈っていました。
1か月後、郵送で届いた検査結果
検査から約1か月後、自宅のポストに封筒が届きました。
自分の字で住所を書いた、あの封筒です。
転移を調べた検査の結果が入っています。
怖くて、一人では開けられませんでした。
その日は主人の帰宅が遅かったため、帰ってくるのを待ち、一緒に開封しました。
結果には、CT検査で確認できるリンパ節転移や肺転移を疑う所見はないこと、予定どおり手術で治療することが記されていました。
二人で安堵したのを覚えています。
次の大きな予定は、約3か月半後の術前検査でした。
手術のキャンセルが出たとの連絡
検査結果が届いてから約1か月後、病院から連絡がありました。
手術・入院のキャンセルが出たため、予定を約1か月早められるとのことでした。
当初の予定は6月下旬の月曜日に入院し、土曜日に退院する日程。
一方、キャンセルが出た日程は5月下旬の水曜日に入院し、翌週の月曜日に退院する日程でした。
術前外来も約1か月早まります。
早く手術を受けられるのはありがたいことです。
ただ、入院日が早まれば、術前外来の予定も変わります。
主人の仕事の調整も必要ですし、当時は職場にも手術のことをまだ話せていませんでした。
また、当初の予定なら土日を自宅で過ごせて、土曜日に退院できることも考慮していました。
いろいろと考えた結果、このときは予定どおり6月下旬に入院・手術を受けることに決め、キャンセル待ちを外しました。
手術の日程を決めるときには、治療だけでなく、家族や仕事の調整も必要なのだと実感しました。
入院1か月前の術前検査
入院の約1か月前、術前検査を受けるために病院へ行きました。
家族同伴で来院するよう案内されていたので、主人と病院で待ち合わせました。
まずは血液検査。
検査結果が出るまでの時間を利用してランチを済ませ、青山での用事も済ませました。
甲状腺の検査では、検査内容によって食事制限の有無が異なります。私が受けた血液検査では食事制限について特に指示がありませんでしたが、私は検査前に食事を控える習慣がついていたため、この日も検査後まで食事を待ってしまいました。
血液検査から約90分後、診察と手術についての説明がありました。
血液検査の結果は問題なく、予定どおり手術を受けることになりました。
同意書が配られ、手術診療計画説明書をもとに、予定している術式や合併症について説明を受けました。
手術の合併症についての説明
説明を受けた合併症には、以下のようなものがありました。
• 出血(輸血が必要になる場合がある)
• 反回神経麻痺
• 術後の高音発声障害
• 術後の甲状腺ホルモン不足(投薬治療が必要になる場合がある)
• 術後の創部感染
• 術後の首の違和感が続くこと
• その他、予期せぬ合併症
※上記は私が説明を受けた内容をもとにまとめたものです。実際のリスクや治療方針は、手術の内容や患者さんの状態によって異なります。
説明を聞いている間、特に合併症については内心おびえていました。
それまでは、がんの告知を受けて検査を進めることに精いっぱいでしたが、いよいよ自分が手術を受けるのだと実感した時間でもありました。
説明を終え、いくつかの書類にサイン。
入院時の持ち物や準備、事前に記入しておく書類について説明を受け、帰宅しました。
いよいよ、1か月後には入院・手術です。
ここまで来るまでにも、検査や結果を待つ時間、家族や仕事の調整など、いろいろなことがありました。
次回は、実際の入院から手術までの体験を振り返りたいと思います。



コメント